ほんとうにあった怖い話

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    カテゴリ: ホラテラまとめ

    高校1年の冬のこと。
    地元仲間の4人でみんな揃って原チャリの免許を取れて、夜中にヒマこいてた俺らはあてもなくツーリングしてた。
    うちの地元は山の上に無理やり作ったような街で、とにかく坂道と森が多い街だった。

    んで、隣町に続く山の中の道を走ってる時、ツレのひとりが急に足を止めた。
    ガス欠かな?と思ったが、どうやら様子がおかしい。
    何があったのか尋ねてみると、森の中に何かがいたと言う。
    やんちゃ盛りだった俺らは、タヌキかイタチだろうと思って「正体暴こうぜ」なんてノリになり、
    原チャリのヘッドライトで山道を照らしながらワイワイガヤガヤやってた。

    その時だった。山の中の音が一瞬で急に無くなった。
    文章だと伝えづらいが、テレビのミュートみたいに木々のざわめきも虫の声や羽音なんかも突然途絶えた。
    一瞬呆然となった俺らを正気に戻したのは、森の中から聞こえてきた奇妙な音。
    坊さんが持ってる錫杖?みたいなシャン……って音だ。
    みんな音の鳴る方向に警戒しながら目線を固めていると、
    微かに線香の香りを振りまきながらそいつは静かに姿を見せた。
    察しの通り、袈裟を纏って錫杖と鈴みたいなのを持ってたそいつは、肉がある部分がすべて白骨化していた。
    周りは真っ暗なのにやたらハッキリ見える骸骨坊主に、俺らは言葉と考える力を失った。
    袈裟はボロボロで、劣化というより風化という表現がしっくる感じで、
    骨もマンガや模型みたいな白じゃなく、所々が茶色くなってて、歯の部分もガタガタだった。
    骸骨は弱々しく地面に錫杖の底を叩きながら、ゆっくりと俺たちの方に滲り寄ってきていた。
    我に帰った俺らは、バイクをほっぽりだして、なりふり構わず一目散に逃げ出した。
    隣町のコインランドリーに駆け込み、ガタガタ震えながら夜明けを待った。

    翌朝、身も心もボロボロになりながら帰宅すると、お巡りさんからバイクの不法投棄疑惑があるとお呼び出し。
    みんなで必死に事情を説明するも、言い訳やら夜迷い事やらと、端からまともに対応してくれなかった。
    んで、みんなで不本意ながらも「もう不法投棄はしません」って始末書書かされて帰らされた。

    間もなく30手前になるが、幸いにも祟り・霊障の類いはこれといって無いままだ。
    彼に遭遇した友人らもみんな元気なままで、たまに「あれは何だったんだ」と話題にあがる。
    夜間は避けるが、今ではあの道も通っている。

    不思議なのは、あの街で生まれ育ってきたけれど、
    土地神だの山の主だの、ホラテラの名作によくあるローカルな伝話などひとつもないことだ。
    今思うとあの骸骨坊主は、現世とあの世の境界をさまよってただけの霊的な存在だったんじゃないか?
    と思う。てか思いたい。


    気の利くオチもない長文にお付き合い下さいましてありがとうございます。
    ちなみに、あれから骸骨を見るのはちょっとトラウマになった。

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    この話は誰も信じてくれないけど本当にあった話です。
    怖くはないけど、不思議なお話。

    かれこれ20数年前…わたしはまだ4歳でした。
    当時、限りなく埼玉に近い東京の集合団地に住んでいました。
    夕方の6時?くらい、わたしはお母さんと家にいました。
    7つ上のお兄ちゃんは、もう外は暗くなっているのに団地の前で友だち数人と遊んでいて、
    なんだか大変盛り上がってるようで、家の中にも声が聞こえていました。
    しばらくすると、お兄ちゃんが目を輝かせてダッシュで帰ってきました。
    そしてわたしに言ったのです。
    「ウパ子(わたし)!UFOが来たぞ!一緒に外に行こう!」
    4歳のわたしは無邪気に「わーい♪ユーホー見たいー!!」と、お兄ちゃんと外に出ました。

    すると、お兄ちゃんの友だちが男女そろって10人くらい、空を見上げて歓声をあげていました。
    そして、真ん中には作業着のおじさん。吉幾三のようなイメージです。
    そのおじさんはどの子ども達よりも興奮して空を指差し、
    「ほら!ほら!UFOだっ!!見て見てアソコ!あ!また違うの来た!!」と騒いでいました。
    わたしが空を見上げると…、居ました。
    それは、すっかり黒くなった空に、青い光を放っていました。
    ゆっくりゆっくり団地の上空を飛んでいきます。
    楕円形で、青いライトが規則正しくチカチカと光っています。
    はっきり言ってわたしは、
    「へー、あれがユーホーっていうひこーきかぁ…めずらしいんだなぁ」
    くらいの感想でした。
    UFOを見た事実より、みんながスゴイスゴイと騒いでることに興奮していました。
    UFOはフワフワと移動して、数分で見えなくなりました。
    UFOを見送ったあと、自然とみんな帰る雰囲気になって解散しました。
    謎のおじさんも、お兄ちゃん達とちょっとしゃべって帰って行きました。

    ここからは、後から兄に聞いた話です。
    あの日、お兄ちゃんは友だちと団地前で遊んでいました。
    暗くなりかけた頃、謎の作業着のおじさんが現れました。
    そしてお兄ちゃん達は、「君たちUFOを見たくない?ちょっと手伝ってもらえるかな?」と話しかけられたそうです。
    どうやらおじさんは、見た目に寄らず『博士』で、長年の研究の末にUFOの呼び方を発見したらしいです。
    お兄ちゃんももう高学年。
    さすがにうさん臭いとは思ったけれど、おじさんは気さくでいい人そうだから、協力することにしました。
    やり方は至ってシンプル。
    友だちと、中央におじさんを挟んでみんなで手をつなぎ、『UFO来い来い』と念じるだけ。
    このとき空にはうっすら3つ並んだ星が見えていて(たぶんオリオン座)、
    おじさんは「あの3つ並んでる星を見ていて」と言いました。
    すると、なんと!真ん中の星がチカチカと点滅しました。
    お兄ちゃん達は大興奮。
    「おー!すげー!」と盛り上がっていると、その点滅した星の向こう側から、何かが飛んできたそうです。
    UFOです。
    もうみんなびっくり。
    なぜだかおじさんが一番びっくりしてたそうです(笑)
    ここで、お兄ちゃんはわたしにもUFOを見せようとダッシュで家に。
    わたしが外に出たときにもまだ見えたそうですが、わたしはおじさんに釘付けで見逃しました。
    そして2機目が飛んできて、これがわたしが見たUFOです。1機目は、赤いライトのUFOだったらしいです。
    親達は誰も外に出てくれなかったので目撃していません。
    なので、一生懸命UFOを見たって伝えましたが誰も信じてくれませんでした。

    ………以上が、わたしが体験した不思議なお話です。
    わたしと兄はそのおじさんを『UFOおじさん』と呼んでいます。

    その後、わたしは昼間の公園で、作業着姿のUFOおじさんを何度か見かけています。
    兄曰わく、おじさんは「そろそろ宇宙人と会えそうなんだ」と言ってたそうです。
    今も兄とはたまに、「UFOおじさんは今ごろ宇宙人と暮らしてるかな~」なんて話します。

    どなたか信じてくれますか?
    そして、UFOおじさんに出逢ったことのある方はいませんか?

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    友人の弟(仮名・カズオ)は裏稼業で運び屋をしている。
    こういう表現はいかにもヤバそうなことをやっていそうだけど、ようは『なんでも屋』である。
    よく、ポストにチラシがはいっているよね。
    不用品引き取りますとか、庭の雑草取り、ちょっとした物の修理とか、ふすま張り替えなど。
    変わったものでは、物置にヘビの抜け殻があり、こわいから撤去してほしいという依頼まで.様々なことがあり、
    自分はなんて世間知らずなんだと思う経験をするらしい。
    自分の休日を利用してのバイトだから毎日ではないが、
    気分だけは映画の『トランスポーター』のノリで、アウディではなく軽トラで運び屋をしている。
    ほとんどが不用品の引き取りだけど。
    しかし、今回の依頼は違っていた。(前置きが長くなりスミマセン)
    これからする話は、カズオとその他従業員が体験したちょっと怖い話です。

    ある日、1軒の家から依頼があり、カズオが行くことになった。
    行ってみると結構大きなお屋敷で、
    家の老夫婦と思われる男女と、その人たちより少し若めの男性A氏(老夫婦の甥らしい)がいた。
    母屋の裏の蔵に通され、A氏が依頼内容について説明をしてくれた。
    「この箱をあるところまで届けてほしい」
    だいたい10センチ四方の木の箱だった。42個あるとのこと。
    見た目は寄木作りに見えるが、ただそういう模様なだけで、蓋と本体は決して開かないように四隅には釘が打ってあった。
    「中には何か入っていますか?」
    (おいおい、映画のトランスポーターは依頼の荷物の詮索はタブーだろ。どうよ?)
    「かみが入っています」
    かみ?紙?神様?髪の毛?
    A氏は少し笑いながら「普通の紙きれの紙です」と答え、「箱にさわる時は手袋をつけてください」と付け足した。
    「どうしてですか?」
    (だーかーらー詮索するなって!)
    「漆が塗ってあるんです、他にも薬品を使用していますから」
    漆にかぶれたことはないが.. どちらにしろ作業中には手袋をする。
    彼はポケットから手袋を取り出し装着した。
    箱は軽い。
    「振ってもいいですか?」
    A氏は「ええ」と頷いた。
    箱を振っても音はしない。
    彼の思いを察したようにA氏が言った。
    「音はしないでしょう。中の紙は、箱いっぱいに広がっていると思いますので。
     ところで、これを運ぶには条件があるのです。
     一度に42個運べないので、7日間に分けて、1日も間をおかず、きっちり7日で運んでほしいのです」
    これを子分けで1週間かけて?おいおい本気かよ?
    手荷物じゃん。一度に全部軽トラに乗せても、まだ荷台はスカスカなんだが…
    どうしてですか?と言いかけ、ぐっとこらえた。
    だいたいこれぐらいの荷物、宅急便で頼んでもいけそうだし、個人の車にだって軽く乗せられる。
    それをわざわざうちに依頼するってことは….

    一応1週間は拘束される形なので、会社に電話をして、それでOKか確認をした。
    他の依頼が入っていて、無理なことがあってはいけないからだ。
    社長が『いいよ、いざって時は俺が全部引き受けるし。大丈夫だ』と言ってくれたので、依頼人に伝えた。
    運搬料金は会社の規定で決まっているので、料金表を見ながら説明をしようとすると、A氏が、
    「これはちょっと特別な物なので、つまり、まあ、保険もかけるって意味で、
     箱1個につき10万で、1日60万。7日間の拘束料金も含めて、500万払います。
     その代わり、これを運んだ車で、その日のうちにはよそで使用しないように、お願いしたいのです。
     つまり、車も7日間貸し切り状態ということで」
    と言った。
    1日60万の運搬料!普通の引越しでもそんなにとらない。
    うちは物にもよるけど、せいぜい5000円~2万円が標準だ。それが60万!1週間500万払ってくれる?
    この時におかしいと思えばよかったのに、トランスポーター気どりのカズオは、
    『いい報酬だぜ、俺が責任を持って届けるぜ…いい仕事引き受けたので臨時ボーナス貰えるかも』
    と楽しい想像をしながら、箱を荷台に積み込んだ。
    「高価なものだし、きれいに梱包しますね。あっ、でも荷台でよろしいですか?これなら助手席でもいけますけど」
    A氏は、
    「その必要はありません。荷台に積んでもらっていいです。
     ただ、雨が降って濡れるといけないので、そこにあるビニールシートをかけてください。
     くれぐれも助手席には乗せないでください」
    と言った。
    何故?……あっ、漆にかぶれたらいけないか。薬品も塗ってあるし。身体に悪いのか。
    勝手にそう納得しながら、荷台に常備してある青色の防水シートをかけた。
    「お願いします、気をつけて」
    A氏が見送ってくれ、出発した。

    行先は、約50キロ離れたところにある山の中のお寺である。(A氏の実家らしい)
    実家ならA氏が運ぶなりすればいいだろうに、大金かけて業者に依頼する?
    だいたいあの箱は何だろう?箱1個10万もかけて運ばないといけないような代物には見えないけど…
    いやいや、詮索はいけない。

    軽快に高速を走って、ナビもあるので簡単に目的の山に着いた。
    異変が起こったのはそれからである。
    山道に入るなり、ズンと荷台が下がったような、重い荷物を乗せた時に車体が下がるような、そんな感じを受けた。
    なんだと思い、一瞬ルームミラーで荷台を見るが、わからない。
    荷崩れでもしたかな?と思い、車を降り荷台を確認する。
    特に変わったことはない。
    再び発進するが、なんだかとてつもなく重い荷物を運んでいるような感触が、車から伝わってくる。
    俺は山道走り慣れていないし、軽トラはパワーないしな…その程度にしか思わなかった。

    しばらく走ると、寺の山門が見えてきた。
    山の中の寂れた寺だったが、庭の横には規模は小さいがお墓もあり、
    併設の住居は、寺に似合わず新しいきれいな家だった。
    車の音を聞きつけたようで、こちらから呼びかける前に人が出てきた。
    頭を見れば坊さんと思うのだが、その人は作務衣のラフな格好だった。
    「こんにちは、△△屋です。○○様から依頼された荷物ですがー」
    坊さんは「御苦労さまです。Aから連絡がありました。あれはうちの末っ子の弟です。箱はちょうど6個ですよね」。
    荷台の箱を見ながら、「はーふんふん、あーやっぱりなー」と独り言を言い、
    坊さんは持ってきたスーパーのカゴみたいなものを差し出し、
    「ここに入れてもらえますか」と言い、自分では触ろうとはしなかった。
    手袋をつけてないし、なによりお客様への荷物を荷台から降ろすのはこっちの仕事だ。
    でも、なんだか変だと思いながらも、箱をかごに入れる。
    手に持った時に違和感があった。箱が重い。ほんの少しだ…..
    たとえていうなら、シルバーの鎖を手のひらに持ってみた時と、プラチナの鎖とでは少し違う。
    ほんの少しだが、プラチナはずっしりした重みを手のひらに伝える。
    はじめからこんな重さだったかな?

    荷物を引き渡し、サインをもらい、「明日も今頃でよろしいですか?」と坊さんに尋ねた。
    「はい、よろしくお願いします。ちょっと失礼…」と、カズオの肩をパンパンと叩き、「交通安全のために」と言った。
    「ありがとうございます。ではまた明日まいります」

    帰り道、車がやけに軽く感じた。
    もう到底気のせいではない。山の下り坂だからか?しかし、山を下りて高速道路を走っていてもそれは同じだった。
    気のせいではない。あの箱はいったいなんなんだ?
    最初は軽かったよな。でも山に入ったとたん車が重く感じたし、カゴに入れる時重たくなっていた。
    1箱10万の運搬料もおかしいよな。保険をかける意味でなんてA氏は言ったが、今思えばなんだか歯切れが悪かったな。
    坊さんが俺の肩をたたいたのはなんだ?交通安全の祈願?なんかお祓いされた気がしたぞ….
    やばいなー。社長に相手が提示した料金のこと言わなかったし、変だと思わなかったのかって叱られそうだな。

    会社に戻ると、従業員8人は皆戻ってきていた。
    業務報告を社長にすると、叱られるどころか「いい仕事にあたったなー」と喜んでいる。
    もちろん、自分が感じた気のせいみたいな現象は報告しなかった。
    他の先輩も「いい仕事じゃないか。小さい箱6個運んで60万かー」と感心しているが、
    一人だけ、フジさんと言う先輩は「それってなんか訳ありだよきっと」って言った。
    カズオも「それそれ!そうですよね」と言ったが、
    どうもここの従業員は(社長も含めて)、訳ありだろうがいわくつきだだろうが気にならないのか、
    はたまたそういう言葉を知らないかのように、
    その話は盛り上がることもなく、明日の担当の確認をして終業した。

    翌日、カズオは本業の仕事のためバイトには行かなかったので、箱の運搬は他の従業員が受け持った。
    その人も帰り道に、急に車が軽くなったと感じた。
    いつもそういう感じはあるのだが、今回の荷物はもともと10センチ四方の小さな箱が6個だけだ。
    そんなに大差があるわけではない。
    帰りにお坊さんに肩を叩かれたので、たいそうびっくりしたらしい。

    フジさんが訳ありだよと言った時には関心を示さなかった従業員みんなが、
    車が軽くなったことと、坊さんに肩を叩かれたことで興味がわいたのか、
    (フジさん以外)今度は自分が行くと言い出し、急きょローテーションを組み直し、
    残りの5日間、それぞれ違う者が担当して、7日間で500万の仕事は終わった。
    料金もきちんと支払われ、気をよくした社長はみんなに臨時ボーナスをくれた。

    帰り道で車が軽くなった経験は全員がしており、お坊さんにも「交通安全のために」と肩も叩かれた。(祓われた)
    カズオが次に出勤した時、みんなに「帰り道に車が急に軽くならなかったか?坊さんに肩を叩かれたか?」と訊かれた。
    あれは気のせいではなかったんだ。あのとき気のせいだと思い、みんなに言わなかった。
    なんだ、みんな同じ体験したんだ。
    カズオが言った。
    「箱自体、手に持つと、最初に積み込んだ時と、降ろす時では、重さが微妙に違う感じがしたんですけど」
    これには、そう感じた者もいれば、まったく感じなかった者もいた。
    行きは荷物の割に車が重いと感じたが、帰りは本当に軽くなった。
    これはみんなが感じたのだから、気のせいではないだろう。
    「あの木の箱はなんだったのだろうな」と、みんな関心を持っていた。
    フジさんが「だから訳ありさ。いわくつきの物件さ。きっと箱のものが皆にとりついたので、坊さんが祓ってくれたんだ」と、
    冗談とも本気とも取れる言い方して笑っていた。
    「まーまー、臨時ボーナスも出たんだし」と、それからはこの件はみんなの話題に上がらなくなっていた。
    カズオもボーナスみんな貯金して、バイト代もみんな貯金してアウディを買うぞと、本業と裏稼業に励んでいて、
    ふしぎな箱のことはすっかり記憶のかなたになった。

    その年の冬、年末も押し迫り、なんでも屋は繁盛していた。
    ほとんど年末大掃除の後の不用品引き取りや、大掃除代行であった。
    本業の会社がどこよりも早く正月休暇となったカズオは、裏稼業に励んだ。

    週末忘年会が開かれた。
    皆ここ最近、大掃除代行などのハードな仕事が続いていたからか、
    酒が入ると「あー、あの時の箱運搬が懐かしい!もうあんな仕事はこないのかなあ」と、
    自然に、夏に請け負った箱の運搬の話に花が咲いた。
    皆それぞれ自分のときはこんなだったと話をしているが、聞けば聞くほど話しの内容が食い違ってくる。
    体験したことは同じ、出発先も同じで、行き先もお寺なのだが、そのお寺の場所が違うのだ。
    つまり、7人が7人ともまったく違うお寺に行ったことになる。
    カズオのように山の上のお寺に行った者もいれば、住宅街に囲まれたお寺に行った者もいる。
    依頼人の老夫婦と甥のAさんは一致している。
    でもAさんは、お寺は自分の実家だと言っていた。全員そう説明されている。
    どうして実家の寺が7つもあるんだ?
    フジさんが言った。
    「だからいわく付きなんだよ。寺なんて最初からなかったんだと思うぞ」
    「坊さんは?」
    「まぼろしさ。みんな箱をどこに置いた?相手は箱を受け取る時どうだった?」
    「スーパーの買い物カゴみたいなところに入れた」
    「俺は大きな箱に入れた」

    話がどんどんおかしくなり、こうなったら一度確かめようということになり、翌日7人全員とフジさんが集まった。
    業務記録を見ると、確かに依頼人の住所は同じ住所だが、行き先はみんな違っていた。
    なぜこの時に気づかなかったのか?

    とにかく依頼人の家に行く。
    そこはみごとに空き地だった。
    確かに大きな家も蔵もあったぐらいの広さの空き地だったが、
    雑草が生え、冬の寒さですべてが枯れていて、一層の不気味さがきわだっていた。

    次は寺をめざす。
    寺も全く存在しなかった。
    カズオの行った寺だけは、山道が凍結で車は入ることができなかったが、
    確かめるまでもなく、多分、存在することはないだろう。
    寺をめざして行った皆が見たものは、古い小さなお堂だった。
    どの寺も存在せず、お堂だけだった。もちろん坊さんもいない。
    お堂の中を覗き、みんな顔を見合わせた。
    そこには何かを封じ込めるように、あの6個の箱があった。
    そして、箱はすごく重いのだろう、箱の下の木の床は一部が壊れ、きしむように曲線を描き、お堂本体の床についていた。
    一度にたくさん運べない理由がわかった気がした。


     

    俺が兄の友達から聞いた話。

    彼が高校一年の時、彼の叔父が欧州へ旅行に行き、お土産をくれた。
    立派な青銅の縁取りのついた鏡である。
    彼は叔父に、こんな高そうな物を貰って良いのかと訊ねたところ、実際高かったそうだが良いらしい。
    「英語も通じねえ古道具屋で、値切って値切って買ったんだ。それでも結構したんだぞ。大事にしろよ?」
    どうしてそこまでしてこれを…?と彼は思ったが、礼を言って、鏡を部屋の机の上に置いた。

    その日の晩。
    部屋の中で誰かがしゃべっている気がして、彼は目を覚ました。
    最初は夢かと思ったらしいが、どうやら話し声は実際にしているようだ。
    机の方から小さい、談笑するような声が聞こえる。
    ――あ、鏡だ。
    直感で彼はそう思ったらしい。
    訳がわからなくなって、彼はベッドから起き上がり、おもむろに鏡を手にとって覗き込んだ。
    家族が談笑していた。
    父親らしき男、母親らしき女、娘らしき少女の3人が、深緑のソファに腰掛けて談笑していた。
    3人とも顔立ちは日本人ではなく西洋人のようで、髪の色も薄い。
    そして、お金持ちのようだ。
    使用人らしき人物がちらちらと映っている。
    これはすごい!すごい物を叔父さんはくれた!
    そう思い、彼は階下で寝ている両親に鏡を見せようと両親の元に向かった。

    階段にさしかかった時に、激しい衝撃音が鳴った。
    驚いた彼がまた鏡を覗き込むと、3人の男が鏡の中央に映っていた。
    3人とも体格が良く、武器を持っている。軍人のようだ。
    3人はこちらに背を向けているため顔はわからない。
    そして、その向こう側に身を寄せあって怯える先ほどの家族がいる。
    一瞬、少女と目が合った気がした。
    そして真ん中の男が何かを叫び右腕をあげると、左側にいた男が斧のような物で父親の頭を叩き割った。
    飛び散る血。
    泣き叫ぶ娘。
    気を失う母親。
    そこからはもう地獄絵図だった。
    男の一人が動かなくなった父親と母親を形がなくなるまで切り刻んでいる傍らで、
    娘は泣きながら部屋の中を逃げ惑っている。
    使用人らしき人はどこにも見えない。
    残りの男達は娘が逃げるのを見て楽しんでいるようだったが、それも飽きたらしく、左側の男が立ち上がった。
    すぐに捕まる娘。
    娘は泣き叫び、こちらを何度も見て助けを求めている。
    娘は男に引き摺られ、窓の外に放り投げられた。
    悲鳴が遠ざかり、嫌な音が響き、映像は終わった。
    鏡は元の鏡に戻り、蒼白になった彼の顔を映していた。
    その彼の後ろに誰かが立っていた。
    顔はぐしゃぐしゃに潰れている。
    髪は淡いブロンド。
    服は――先ほどの少女と同じ物。
    彼は動けなかった。
    背中を嫌な汗がつたう。
    少女が手を伸ばしてきた。
    肩が曲がり、不自然な方向から生えた腕が迫ってきた。
    恐怖に目を瞑った瞬間、ドンッという衝撃を背中に感じ、彼は意識を失った。

    「――それで、気付いたら病院にいたわけよ」
    すごい音がしたので驚いた両親が階段を見に行くと、彼が階段の下で倒れていたとのこと。
    鏡は粉々に割れてて、その破片で額と腕を切り、彼は2針と3針を縫う怪我をした。
    また、階段から落ちたせいであばらを骨折していた。
    「ありえないだろ?見ろよこの傷。
     あの後、例の叔父がお見舞いにきたから、文句言ってやったよ。
     そしたら、何つったと思う?
     『あれは超有名な宗教戦争の時の鏡だ。すっごいレアなんだぞ』だってさ。
     普通謝るだろ!まあ、すごい物は見れたと思うけどね…」
    「…ん?ああ、叔父も鏡は見たんじゃないかな?なんか知ってる風だったし。それで俺に譲ってくれたんだと思うよ。
     でもさ、宗教とか理不尽な理由で殺される時代じゃなくて、本当に良かった」
    そう言って、彼は悲しそうな顔をした。

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    地元の大きい寺が全焼した。
    親父の勤めてる会社が、焼け跡を片付ける担当になった。

    下見をして段取りをしていたら、焦げて首がもげてるお地蔵さんがあったから、
    作業の無事と供養を願い、自分たちのコーヒーや飲み物をあげて手をあわせた。

    作業は進み、親父がダンプのへりに立って木材を積んでいた。
    その時足を滑らせ転落したんだが、まわりの人は『あぁ、やばい、大怪我だな』って、落ちる瞬間を見てたらしい。
    が、親父はマトリックスの銃弾よけるみたいな格好で、しかも宙に浮いていたらしい。
    そして体勢を取り戻し、普通に着地した。
    「浮いていた高さは、ちょうどお地蔵さんの背丈くらいだった」と、親父の仕事仲間が言った。


    「いいことはするもんだ」って、親父が呑みながら言ってた。

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