ほんとうにあった怖い話

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    カテゴリ: 実怖まとめ

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    ガキの頃に親父の田舎で起こった話なぞ、ひとつ書き込ませてもらいます。 

    自分の親父の実家は、よく言えば自然に囲まれた農村で、悪く言えばド田舎。 
    マムシは出るは、見たこと無いが熊が出るはで、 
    夏休みに遊びに行くときは、色んな意味で自然ってものを教えてもらった。 
    今から話すのは、自分が小学校3年の夏休みの出来事。 

    自分はお盆の時期に、祖父母の家へ家族で1週間程過ごしに行った。 
    自分は年上の従兄弟(年齢順にA、Bにします)2人と、朝から日が暮れるまで遊びまわり、 
    帰る日が近づく頃には、真っ黒に日焼けするぐらい遊びまくった。 

    そして家に帰る前日になると、死ぬ程遊びまくったはずなのにまだまだ遊び足りない自分は、 
    AとBに、「帰る前にもっと楽しいところは無いか」と話しかけた。 
    そしてAの提案で、第2の秘密基地と言うところに行くことになった。 

    第2の秘密基地と言う所は、山に少し入ったところにある宗教団体が建てたらしい建物で、 
    敷地を囲む金網があるが、入口の扉の鎖が緩んでいて、子供なら入れる状態だった。 
    人気が無く荒れ放題で、ボロボロの金網に囲まれた敷地内は雑草に覆われており、 
    駐車場や通路はアスファルト舗装されているが、殆ど落ち葉で路面は見えない。 
    平屋コンクリ造りの建物は所々白い塗装が剥げ落ちていて、ドアや窓は雨戸で締め切られていて、
    多分一つ一つに南京錠がかかっていた。 

    A達が出入りしている建物入口は、倒木で戸板が割れている裏口で、 
    A達の後について入ってみると、中は直ぐに小さな集会場のような部屋になっていて、
    山形に取り付けられた天窓があり、そこから入る明かりで明るかった。 
    部屋には横長の祭壇と、リアルチ○ポの形をしたご神体らしきものがあり、
    自分はアホな子供らしくそれを見てゲラゲラ笑っていた。 


    187 :その2:2008/09/20(土) 17:26:54 ID:mrtbTujN0
    後はご神体を振り回す・投げる・石投げの的にする等、罰当たりな事をしたり、
    建物内を探検したりと色々遊んだが、
    いい加減日も傾いてきて暗くなってきたので、帰ろうって事になった。 

    入ったときと一緒でAを先頭に建物から出たとき、
    Aが突然「下向け!顔をぜったい上げるな!」と怒鳴った。 
    え?と思ったが、言われるまま、Aの足元を見ながら建物の敷地を抜けようとすると、途中で誰かにすれ違った。
    そいつを一言で表現すると『青』。 
    自分はそいつの足しか見てないが、老人の裸足で、色が不自然な青の濃淡だけで見えている。
    昔は五百円札みたいだと思ったが、今なら千円札の野口英世が、あの色合いのまま立っている感じだった。 
    自分はそんな奴が近くに立っていると思ったら怖ろしくなってきて、出来るだけAやBにくっついて歩いた。
    Aは「○○○さん助けて下さい」みたいな事を、呪文のように繰り返し呟いている。 
    自分とBは半べそで兄貴にくっついている感じで、もうひたすら此所から出たいだけだった。 

    3人で早歩きになりながら、敷地の出入り口に向かうアスファルトの通路にでた。 
    自分は出口が近いと思ったら走り出したくなり、少し顔を上げたら、
    後ろ姿のAに「あと二人いる!頭下げろ!」と怒鳴られた。 
    見ないで自分が顔を上げた事に気付いたAに驚いたが、
    Aの声の感じが何時もと全く違うのと、言った内容にビビって直ぐ下を向いた。


    188 :その3:2008/09/20(土) 17:28:44 ID:mrtbTujN0
    暫く歩くと金網が揺すられる音がして、Aが出入り口の隙間から出ようとしているようだった。 
    見えるAの足が尋常じゃないぐらい震えている。 
    Aが外に出た後で、まだ敷地内で下を向いているBと自分に差し出す手も震えていたが、
    その理由は直ぐに判った。
    確かに2人目はいた。 
    自分は足をチラッと見ただけだったが、さっきの老人の足とは違う若い女性の足で、 
    くるぶし辺りが縦に数cm裂けている感じに見えたが、皮膚も裂けて見えている肉も青かった。 
    Aはまださっきの祈りみたいなのを続けている。 
    祈る声が時々うわずったりして精神的にきつそうだったが、
    年下の二人を連れている事もあって、頑張っていたと思う。 
    自分とBはAにすがるような気持ちで、Aの後ろを並んで、Aの手を掴んで進むしかなかった。 

    山道を下りる時もAは祈りを繰り返し、
    時々自分たちに、「あと一人いるはずだから下向いてろ」みたいなことを言っていた。 

    もうすぐ山道を抜ける所まで来たとき、
    自分は安心感(と言うより安心したかったかも)から頭を少し上げて前を見たが、 
    道の先に誰も立っていないことに本気で安心したが、やはり甘かった。 
    最後の一人は、進む先の路上から4m位の高さに、時々ブレながら浮かんでいて、 
    今じゃ見ないような結った髪型の着物を着た青い女が、半笑いでこちらを凝視していた。 
    自分は怖さの余りAにしがみつき、
    Aは自分がそれを見たのが直ぐに判ったようで、自分を抱えるように歩いてくれた。 

    そして日が落ちた頃に、やっと祖父の家についた。 


    189 :その4:2008/09/20(土) 17:33:45 ID:mrtbTujN0
    出迎えた祖父は、怪我でもしたのかと心配して聞いてきたが、 
    Aがそれを見た事と、ちゃんとお祈りしながら帰ってきた事を話すと、家中が大騒ぎになったのを覚えている。
    祖父と親父は慌てて供え物をもって何処かにでかけ、後から来た伯父も親父達の後を追って出かけていった。
    祖母や母、伯母は祖父の家に残ったが、伯母は大泣きでAに付きっきりだった。 
    自分とBは起こったことが良く判らなかった。 
    しかし、Aが夜になると熱を出し始め、Aが死んじゃうんじゃないかと心配になって横で泣いていたが、
    祖母に他の部屋に移されて寝かされた。 

    次の朝、祖父母の家から全員で、少し山を登った所にある墓に手を合わせに行くことになった。 
    熱の下がってきたAも、伯父に背負われていた。 
    誰の墓だか良く判らなかったが、墓は古く、少し大きめの石を土台に据えた感じのものだったと覚えている。
    自分の家系の氏神か何かかもしれないが、社とか無かったから只の墓かもしれない。 

    後は帰っただけなんで、この話は終わりです。 

    後日談としては、祖父の葬式の時に久しぶりにAにあって話をしましたが、その時の話をすると、
    「オレが彼奴らにヤられたら、イカレてお前ら殺してたから、気持ちで負けん様に必死だったよ。 
     お前は分家だから取り憑かれないけど、Bが見てたらやばかったかもな」 
    みたいなことを言っていました。
    うちの家系って祟られてんのか?と思って少し怖かったかな。

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    幽霊が出る家(部屋)に住んでいる人 2件目

    768 :本当にあった怖い名無し:2008/04/30(水) 17:15:45 ID:r/FiL3ByO 
    友人の家が曰く付き物件。超格安一軒家に一人暮らし。 

    初めて遊びに行った時、あまりの陰気な家の雰囲気に、思わず「なんかいるんじゃない…?」と言ったら、
    「いるよ。時々いたずらされる(笑」と友人。 
    友人曰く、「生きてる人間のが強い」から平気らしい。 

    しばらくしてまた遊びに行ったら、普通の明るい雰囲気の家になってた。 
    理由を聞いたら、 
    「あんまりいたずらが過ぎるから、毎日罵ってたら居なくなった。
     『てめぇらの悪さはいつもワンパターンでつまんねぇんだよ』とか、
     『そんな事ばっかりやってるから成仏出来ねぇんだよ、ぼけ!』とか」

    霊も逃げ出す彼女のパワーには脱帽。 
    後、悪さされた時、放屁するのも良いらしい…。

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    携帯電話もない俺が若い頃の話だけど、ストーカーみたいなのから手紙がきたことがある。

    最初の手紙。
    『大学のキャンパスであなたを見て一目惚れしました 
     周りの人にいろいろ訊いてあなたがここに住んでいるのを確認しました 
     勝手にごめんなさい 
     大好きです』

    二週間後。
    『なんで私のことを無視してるんですか? 
     照れてるんですよね? 
     私は貴方のことが大好きなのに』

    それから三週間後。
    『こんなに好きなのに私を無視していいんですか? 
     キャンパスで会うのが照れくさいなら私から会いに行きます 
     大好きだから』

    で、これが最後の手紙。(消印無し、原文ママ)
    『今あなたのアパートの前でこの手紙を書いています 
     あなたに本当の私を見てほしくて来ました 
     居留守ですか? 
     郵便ポストから覗いたけど、いるんでしょ? 
     一緒に私の髪の毛を入れておきますね 
     好きです好きです好きです好きです好き好き好き好き好き好き好き好き 
     スキスキスキスキスキスキスキスキスキ』

    15年前だけど、髪の毛は捨てたが手紙は何故か今も持ってる。
    当然すぐ引越して、大学から電車で一時間かかるような遠いところに住むことにしたし、
    手紙が来てたのは大学四年の終りで、卒論も提出済みだからもう行くこともなかったから、
    その後手紙もピタリとこなくなった。
    まあ、あんまり怖くなくてごめんなさい。


    323 :本当にあった怖い名無し:2008/04/18(金) 02:32:24 ID:bkc6PG5W0
    >>322 
    いやいや十分怖いよw 
    手紙を書いたストーカーは、実際どんな人間か確認はしたのかい? 


    324 :本当にあった怖い名無し:2008/04/18(金) 02:41:58 ID:wUIwmulnO
    >>322 
    その話めちゃめちゃ怖いんですけど。
    322さんがまだその手紙を持ってる事と、自分であんまり怖いと思ってないのが怖い… 


    325 :本当にあった怖い名無し:2008/04/18(金) 05:25:12 ID:jRn0bR7SO
    >>323 
    いや確認出来なかった。
    ただ大家さんに、
    「朝ゴミ出しに行くと、いつも変な女がうろついていて気味が悪い」
    と言われたことがあるくらい。

    >>324 
    手紙は大学時代の段ボールに、卒業アルバムとかと一緒に入ってたんだよね。
    数年前に整理してたら出て来て、それまですっかりその女も手紙のことも忘れてた。
    当時はガキだったから、あまり怖いモノ知らずだったな~…

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    6年前の話になりますが、私がある美容院に勤めていた時の話です。 

    その店舗は明るい雰囲気で、『霊』などという言葉とはまるで無縁の雰囲気でした。 
    ただ、たまに自称霊感があるお客様から、 
    「ここは、男性の霊がいる」「受付の辺りから、男性の話し声がしている」
    と指摘される事がありました。 
    スタッフは、あまり気に留めていなかったのですが、たまたまチェーン店の一つでお化け騒ぎがあり、
    ついでだからと言う事で、心霊駆除で有名だとか言う僧侶を呼んで、お払いをしてもらうことになりました。
    ハッキリ言って私には、オーナーも馬鹿馬鹿しい事を信じるんだなぁ、
    と言う気持ちしかありませんでしたが・・・。

    実際、当日現れたのは、織田無道のようないかにもの姿の、(首に太い数珠をぶら下げ、下駄を履いているような)
    身体のやたら大きな僧侶。 
    本部の美容室本部のスタッフも2人付き添ってきて、大層大袈裟な気がしました。 


    455 :本当にあった怖い名無し:2008/01/25(金) 14:42:41 ID:94eC9EyF0
    本部のスタッフ曰く、例のお化け騒ぎのあった店舗には霊はいなかったとのこと。 
    地鎮祭だけしてきて、電気配線が接触不良なのを直して来たそう。 
    どうやら、電気がついたり消えたりするのを怖がった若いスタッフが言い出した噂だったようで、
    何ともお粗末な結果でした。 

    さて、私たちのお店はと言うと、 
    その僧侶はしばらく店内を歩き回っていたのですが、
    「このお店は全ての窓が羽目殺しで、開かないことが不純なものを溜め込む結果となっている」 
    などと言う内容の事を話し、
    誰も説明していない(本部スタッフも知らない)のに、受付の前に塩、酒(水だったかも?)、米を並べました。
    客が入る前の30分ほど、私達スタッフ、本部スタッフもお払いをしてもらい、 
    特に私達スタッフ6人は、杓子(?)で身体をバンバン叩かれました。 

    読経の後、
    「かなり強い悪霊がいます。
     今、この塩や酒に霊を封じ込めましたから、
     午前中のうちに、川に流すか、神社の裏に誰にも見られないように、コッソリ埋めてきてください。
     ただし、埋めたり流したりした後、店に戻るまでは絶対振り向かないで下さい。
     誰かに呼ばれた気がしても、絶対振り向いては駄目です。車で行くのも止めて下さい。
     これから、店舗のドアは開けっ放しにする事」
    と念を押され、僧侶は帰りました。 

    その時もまだ私達は、僧侶の声が馬鹿でかかった事や大袈裟な話に大笑いで、話半分に聞いていました。 
    そして、それが、その後の間違いにつながったのです。


    458 :455続き:2008/01/25(金) 21:07:32 ID:94eC9EyF0
    結局、次の日の午前中、私(店長)とサブトレーナー(以下S・T)で神社に埋めるのはあまりに怪しいので、
    近所の川にお供え物を捨てに行くことになりました。 
    実はお払い当日、S・Tは店を休んでいたのですが、
    上でも話した通り、まだ私達は霊だとか呪いだとかを深く考えていませんでした。 
    S・Tと私は仲が良かったので、
    お店での開店前のありふれた掃除や所要から解放され、お散歩気分で川まで15分ほどの道を歩くのは、
    むしろ楽しそうに感じられたほどです。 

    川に着いて私がお供え物を捨てようとすると、S・Tが、
    「店長、水の入っている瓶って、そのまま捨てちゃ駄目ですよね?中身だけ捨てましょう」と言い出し、
    それもそうだと思った私達は、水の入っていた瓶、米や塩の入っていた袋は持ち帰る事にしました。 

    そして帰り道、しばらく歩くと、S・Tがふと立ち止まり、「あれ?誰か呼びました?」と聞くのです。 
    私が「またまた~~w」と笑うと、S・Tも「そうですよね~ww」と笑顔で返しました。
    その時、目についた青いゴミ捨て用のコンテナに、
    「これ、やっぱり持って帰るのは気持ち悪いから、あそこに捨てていきます」と言って、
    私の手から袋と瓶を取り上げると、コンテナに向かって走っていきました。 


    459 :本当にあった怖い名無し:2008/01/25(金) 21:21:46 ID:94eC9EyF0
    その時、コンテナが進行方向より少し後ろ、つまり、行き過ぎた後に戻る状態で、
    『振り向いた』と言えなくも無い場所だったのが気になったのですが、
    何度も言うように、もとから今回の話を舐めてかかっていたので、それほど真剣には考えませんでした。 

    お店に戻って、10分ほどした頃でしょうか。 
    S・Tが、
    「何だか気持ちが悪いので、横になっていていいですか?予約が入ったら起きますから」と言ったときも、 
    霊現象=S・Tの体調が悪くなった事と繋げて考えず、スタッフルームで横になってもらいました。 
    中には気持ち悪がる子もいましたが、ハッキリ言って仕事が出来るタイプのスタッフ達は、
    S・Tの調子が悪いと忙しくなるなぁ、くらいにしか思っていなかったと思います。 

    ここでS・Tのパーソナリティを説明すると、
    年齢21歳。真面目で裏表がなく、スポーツ推薦で高校にも進んだ健康優良児。 
    いままで病気らしい病気はしたことが無く、ここ1年も遅刻、病欠は皆無と言う子です。 
    ですから、朝から4時まで寝続けて、 
    「やっぱり、どうしても無理そうなので帰っていいですか?」と彼女が言い出した時は、 
    誰も彼もが、チョットおかしいぞ、と思い始めていました・・・。


    470 :>>459つづき:2008/01/27(日) 16:59:19 ID:DetGz0590
    皆さんもご想像がついているかとは思いますが、次の日の朝、S・Tは出勤してきませんでした。 
    電話はしましたが繋がりません。
    無断欠勤などしたことがないS・Tでしたので、よほどのことだろうと思い、その日はS・T無しで仕事をしました。
    夜にも電話をしてみたのですが、携帯も自宅も繋がらず、
    その次の日になって、初めて自宅に電話がつながりました。 

    帰ってから「気持ちが悪い」と言って布団に入ったS・Tは、
    夜中に丼に何杯もと言う位の血を吐き、救急車で市民病院に運ばれたそうです。 
    しかし、市民病院では原因が分からず、国立病院に移送され、
    そこで大動脈瘤破裂と診断されたそう。 
    私には知識が無いのですが、石原裕次郎もそれで亡くなったそうで、
    動脈の血管が詰まってコブのようになり、血管が切れる病気だそうです。 
    病院の医師曰く、
    「若い女の子がかかるなんて物凄く珍しい」「40代以上の男性がかかる病気」
    なのだと言うことでした。 

    彼女は1ヶ月の入院をして、胸元を大きく切開する手術を受けました。 
    退院後は、大事をとって2ヶ月ほど仕事を休むことにして、
    電話では明るい声で、『毎日カラオケとか行って遊んでいるんです』と意外と元気で、
    回復も順調に感じられました。 


    471 :本当にあった怖い名無し:2008/01/27(日) 17:12:22 ID:DetGz0590
    それなのに、手術後1ヶ月以上過ぎて、
    「毎日、遊んでばかりで退屈」と、S・Tはお店に遊びに着た途端、 
    またもや体調がその場でおかしくなり、救急車で緊急入院することに。 
    今度は脾臓という場所が悪くなっていて、摘出する事になったそうです。 

    その後S・Tの母親からお店に電話があり、
    『本人が直接お礼と挨拶に伺いたいのだけれど、
     もう怖くて店にも行けないし、その店舗のスタッフに会うのも怖いので、お見舞いも遠慮してください』
    と言う事で、それきり彼女に会うことが出来ませんでした。 
    只、風の便りに、彼女は今は元気で結婚もなさったとの事。

    私には直接霊が見えたとか、声が聞こえたわけでは無いので、
    怖いと言うより、未だに不思議な出来事に思えます。 
    病院にお見舞いに行ったとき、すっかり痩せてしまったS・Tが、
    「店長、迷惑かけてスミマセン。でも、お供えをを川に捨てに行ったとき、本当に、男の人が呼んだんですよ」 
    と言ったのが、未だに思い出されます。

    私は未だに霊の存在には半信半疑なのですが、これは実話です。
    長い文章を読んでいただいて、ありがとうございました。 


    472 :本当にあった怖い名無し:2008/01/27(日) 19:32:23 ID:43h2VgH60
    >>471 
    乙でした 

    なんとも怖くて不思議な話でしたねぇ・・・ 
    そのお店もう一回お払いして貰った方がいいのかも 


    473 :本当にあった怖い名無し:2008/01/28(月) 00:02:47 ID:1goGGkGLO
    水差してすまんが、裕次郎と同じ大動脈瘤破裂で吐血はないだろ。
    食道静脈瘤などの上部消化管出血なら有り得るが。


    474 :471:2008/01/28(月) 00:43:56 ID:MiTmsk8q0
    >>472 
    ご心配ありがとうございます。 
    お店はその出来事とは関係なく移転してしまい、今はそこが何になっているのか私も知りません。 
    お払いはしませんでしたが、S・Tのことがあってから、必ずドアを開けっ放しにしていて、
    そのせいか売り上げは順調でした。 

    >>473 
    ご指摘ありがとうございます。 
    裕次郎の話は、この出来事を聞いたスタッフや本部の人が言っていただけなので、間違った情報かもしれません。
    S・T自身から聞いたのは、
    「夜中に血を丼3杯くらい吐いた」ということと、「大動脈瘤だって」ということです。 
    私も彼女も医学的知識が無いために、聞きかじりで思い込んでしまったのかもです。

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    ひと月くらい前、俺が夜勤の仕事をしてたときの事。 

    二人一組で仕事するんだが、その時の相棒は、入って研修を終えたばかりの新人。 
    俺はそいつとは、就任の時に顔合わせて挨拶した程度。
    愛想がいい訳でもなく、特に個人的な付き合いがある訳じゃなかった。 
    で、たまたまその日そいつと組むことになったんだが、当然話題なんかない。 
    まあ俺も沈黙が苦手とかじゃなかったので、特に話もせず待機してた。 

    そしたら、そいつがおもむろに、「〇〇さん、あんた弟いるよね?」って聞いてきたんだ。しかもタメ口。 
    こいつにプライベートな話なんてしたことないし、話すつもりもなかったから、 
    急にそんな事言われて「は?」ってなった。ま、会社の誰かが話したかもしれんけど。 
    なんだコイツと思いながら様子を窺ってると、「離れて住んでるんだよな?」と言った。 
    確かに俺は実家を出て、会社の近くで一人暮しをしている。
    その方が不規則なシフトの仕事には便利だからだ。 
    「だからなんだよ」と俺が警戒しつつ答えると、そいつは唐突に、
    「あんたの弟、今なんか怖い目にあってるみたいだぜ」と言い出した。 
    俺が更に不信感丸出しでそいつを見ていると、ふんと鼻先で笑いながら、
    「嘘だと思うなら電話でもしてみたら?」と言った。 
    日付も変わったあたりなので、寝てるだろう弟を起こすにもしのびない。まだ学生だし、翌日は学校もあるし。
    そう逡巡していると、そいつは飄々とした顔で、
    「ま、信じないならそれでもいいけど、今頃弟泣いてんだろうな」と言った。 
    その態度にむかっときた俺は、弟に電話をかけてみることにした。 
    何コールかして出なかったら、寝てることにして切るつもりだった。 


    922 名前:本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 21:46:20 ID:NDO2U3/80
    なんだか釈然としないまま弟の携帯にかけると、驚いたことに何回もコールしないうちに弟が出た。 
    『あ、兄貴?!どうしよう、家の外になんかいるんだよっ。
     足音聞こえないのになんかいるんだすげーこええよどうしよう兄貴親父もいないし俺一人でどうしよう 
    っ』
    なんだかこっちがびっくりするくらい動揺してる。
    とりあえず落ち着くように言い、何があったのか聞くことにした。
    横目で相棒をみると、小馬鹿にしたような顔で俺を見てる。なんだか気味が悪かった。 

    弟の話を聞くと、変な電話がかかってきたと思ったら、いきなりチャイムを鳴らされた。
    見に行っても誰もいないのに、家の周囲を誰かが窺ってる気配がする。犬みたいな息遣いが聞こえるとのこと。
    怖くて仕方なくなってきたところで、俺からの電話がかかってきたそうだ。 

    俄かには信じられない話だが、隣に座ってる男の意味ありげな言葉と、現実に弟が怖がってる様子からして、
    何かが起こっているのは確かなようだった。 
    しかし俺は仕事中だし、親父は出張で県外に出ている。すぐ助けに行くわけにはいかなかった。 
    どうしようと思いながら一生懸命弟をなだめていると、横からひょいと携帯を取り上げられた。 
    「何しやがんだ!」と隣を見ると、そいつはまた飄々と話し出した。 
    「あ、俺君の兄貴の同僚。外になんかいるんでしょ?
     とりあえず家の中にいれば安全だから。夜が明けるまで我慢しててよ。
     …大丈夫だって。布団被って寝ちまえばすぐ朝だよ」 
    このあまりの口調の軽さに、思わず携帯を取り返そうと手を伸ばしたが、一足先に切られてしまった。
    取り上げて慌ててリダイアルしようとすると、「さ、仕事仕事」と車を下りてさっさと行ってしまった。 


    923 名前:本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 21:47:46 ID:NDO2U3/80
    いらいらと不安と焦りとで、やっと仕事から解放されると、俺は着替えもそこそこに実家に向かった。
    実家へは車で40分くらいのところにある。もう夜は白々と明け始めていた。
    と、そこへ奴までついてきた。 
    むっとし、「て何でお前が来るんだよ」と言うと、
    「弟のピンチ教えてやったの俺じゃん」と、ニヤニヤ人の悪い笑みを浮かべていた。 
    本心ではすげー嫌だったけど、確かにこいつのお陰で弟の異常を知ることが出来たのは間違いない。 
    勝手に助手席に乗り込んだ奴を無視して、俺は車を出した。

    俺の実家は古い平屋で、ガキの頃から住んでいる。親父の趣味で庭はこざっぱり整えられている。 
    玄関周りに異常はない。俺は中に入ると弟の部屋へ向かった。

    弟は部屋で布団に潜ったまま、俺の顔を見るなりすごい勢いで泣き出した。
    普段は生意気で気が強い弟が、まるで小さい子供みたいに俺に縋って泣き出したんだ。
    それほど怖い思いをしたってことだ。
    何があったのか聞こうにも、泣きじゃくって止まらない。 
    俺はどうしていいかわからなくて、ただ呆然と弟の背中をなでるしかなかった。 


    924 名前:本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 21:49:28 ID:NDO2U3/80
    すると、いつの間にか奴が部屋に入って来ていて、面白そうに俺達を見下ろしていた。
    俺はその態度にムカついた。
    「一体なんなんなんだ」と、「お前が何かしたんじゃないか」と怒鳴り付けた。
    奴はまた小馬鹿にするように笑って、「そんな訳無いじゃん」と言った。 
    「しっかりした家でよかったな。じゃなきゃ今頃大変なことになってたかもな」 
    俺は意味がわからず、たぶん相当嫌な顔をしてたと思う。
    奴は苦笑いをして弟を覗き込んだ。 
    「で?どうやって連れて来ちゃったわけ?」 
    弟はもうだいぶ落ち着いたみたいだったが、その質問の意味がわからないみたいで、怪訝な顔をしていた。
    しばらくして怒りが甦ってきたみたいで、「知らねーよ、連れてくるってなんだよ、お前誰だよ」と毒づいた。
    その辺でやっといつもの弟に戻ったので、俺は何があったのかを尋ねた。
    だが、弟にも何が起こっていたのかよく判っていないみたいで、
    電話で聞いたのとあまり変わらない答えしか得られなかった。 


    925 名前:本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 21:50:06 ID:NDO2U3/80
    曰く、夜携帯が何度も鳴って、取ろうとするたびに切れる。しかも非通知で。
    イライラしてるうちにたまたま繋がって、変な女の声がして、その後チャイムが鳴ったらしい。
    見に行ったが誰もおらず、気味が悪くなって布団に入ったら、窓の外に何かの気配がし始めたらしい。 
    俺の家の周りは、防犯用に砂利が敷いてある。
    誰かがいたならその音がするはずなのに、何の音もなくただ気配だけがしてて、
    そのうち犬みたいなハッハッと息の音がし始めて、パニックになり始めた頃に俺からの電話があったらしい。
    そこで、電話を代わった奴がそいつだと気付いたらしく、また怒り出した。 
    「大丈夫とか言って全然大丈夫なんかじゃなかったよ!
     窓とかコンコン叩くしいつまでたってもいなくなんねーし!なんなんだよあれ!」 
    奴はまくし立てる弟をまあまあと制し、しれっとした顔をして、
    「窓開けなくてよかったな。開けてたらお前、今頃ただじゃ済まなかったかもしれないぜ?
     それに、朝になったらいなくなったろ?」 
    そう言われて、弟は言葉に詰まったようだった。恐怖が甦ったのか、俺のシャツを強く掴んでいる。
    そんな弟を見て、奴はどっかり腰を下ろした。 
    「一応家の周り見てみたんだけど、確かに何かいたね。さっき言ってた犬と、女。
     あ、今はいないぜ?諦めて帰ったみたいだ。
     お前、最近犬とか見なかった?」 
    見なかったかと言われても、近所には犬を飼ってる家なんてたくさんある。おのずと見る機会はある。
    弟もそう言ったが、そこでふと思い出したらしく、
    ぼそっと「学校の帰りに犬の死体を見た」と言った。 


    926 名前:本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 21:50:37 ID:NDO2U3/80
    この辺は割と田舎で、山の近くではよく動物を見かける。
    最近では野良犬も増えていて、たまに車に撥ねられた死体を見かけることがあった。 
    だが、それもまれとは言えよくある事だった。
    その時も、弟は「嫌なもん見ちゃったな」くらいの気持ちだったらしい。 
    「その犬ってさ、黒くてでっかくなかった?」 
    奴が言うと、弟は恐る恐るうなづいた。 
    「でさ、そこって前に人死んでねぇ?女」 
    それには俺がうなづいた。確かに弟の通学路では、何年か前に交通事故があった。 
    改めて弟にその犬の死体のあった場所を聞くと、まさに同じ場所だった。 
    俺は気味が悪くなり奴を見ると、奴は「それそれ」と言って弟を指差した。 
    「それ、連れて来ちゃったんだよ」
    俺と弟は沈黙してしまった。理解の範疇を越えた奴の話に、ついて行きかねたんだ。
    大体そこを通り掛かっただけで、なんで連れてくるとかいう話になるんだ。
    俺はオカ板住人だけど、俺自身はまったくの零感なので怖面白いというか、話半分で見ていた。
    そんなのネットの中だけの話で、まさか自分の周りでそんな事が起きるなんて考えもしなかった。
    勿論弟だって零感だ。家族にも親戚にもいない。 

    その沈黙を破ったのは弟だった。 
    「何でついてくるのさ、俺まったく関係ないじゃん!」 
    「何か波長が合っちゃったんじゃね?」 
    「波長って…」 
    「たまにいるんだよね~、そうやって連れて来ちゃう奴って」


    927 名前:本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 21:51:17 ID:NDO2U3/80
    俺はなんだか奴が薄気味悪くなってきた。
    態度のデカさもそうだけど、この状況と、こいつの口調の軽さとのギャップが気持ち悪かった。 
    「ま、でも家の作りもしっかりしてるし、方角も悪くないし、しばらくしたら諦めていなくなると思うよ。
     中に入れない限りな」 
    そう言うと、奴はやれやれといった感じで立ち上がると、
    「じゃ俺帰るわ。〇〇さん送ってってよ」と部屋を出て行った。 
    時計を見るともう8時を過ぎていた。
    俺は「今日はもう学校行きたくない」と言う弟に無理矢理支度させ、車に押し込んだ。
    助手席にはちゃっかり奴が乗り込んでいる。

    件の道は避け、始業にやや遅れて学校に送り届けた後、奴の足が置いてある職場まで送って行った。
    奴は降り様に、「〇〇さん明日のシフト代わってあげるよ。弟についててやれば?」と言った。
    いい奴なんだか嫌な奴なんだかわからない。
    「すまん」と礼を言うと、人の悪い笑みを浮かべて、
    「今度酒奢ってくださいよ、〇〇先・輩」
    と言い残し、自分の車に乗り込むとさっさと行ってしまった。 

    とりあえず俺はまた実家に戻り、弟からの連絡があるまで爆睡し、迎えに行きがてら花と線香を買い、
    帰りにその犬の死体があったという場所で(死体はもう無かった)、二人で両手を合わせて帰ってきた。 
    その晩は二人して仏壇のある部屋で寝て、次の日も学校まで送り、
    出張から帰ってきた親父に事の顛末を簡単に説明して、バトンタッチしてアパートに帰った。 

    その後は特に何もない。事務所で奴と顔を合わせた時に、いつ飲みに行くかを聞かれただけだった。 


    928 名前:本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 21:52:27 ID:NDO2U3/80
    終わり 

    すげー長文申し訳ない。初めてのオカルト体験だったので投下してみた。 
    しかもあんまり怖くないな。


    929 名前:本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 21:58:25 ID:++RpmTAq0
    いや、面白かった。リアルだったし。 
    乙。 


    930 名前:本当にあった怖い名無し:2007/11/06(火) 22:02:44 ID:NDO2U3/80
    >929 
    お、ありがとう。 
    ヤツには散々酒奢らされた。もしかしてただのタカリなんじゃと思わずにはいられない今日この頃だorz


    958 名前:921:2007/11/08(木) 11:29:23 ID:BXkqq1mfO
    奴に酒おごらされた時に聞いてみたんだが、
    オカ板なんかで見かけるような『見える』タイプじゃないみたいだ。「感じる」んだと。
    視覚的に見えるんじゃなくて、イメージとして頭の中で見える感じ? 
    俺にはよくわからなかったorzすまん

    なんか仏教とか神道とか、寄り代(?)があるんじゃなくて、殆ど我流らしい。
    とりつかれたらどうするのか聞いたら、
    そもそもとりつかれないし、悪さしてくるようなら(゚Д゚)ゴルァ!!するだけらしい。
    聞けば聞くほどよくわからん。

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