ほんとうにあった怖い話

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    カテゴリ: 厳選怖い話

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    439 :生き人形:2000/08/24(木) 01:06

    呪いの生き人形。
    稲川淳二氏が、TV等の心霊特集に欠かせない存在になった切欠の心霊体験談がこれです。
    この話は稲川淳二氏自身ももちろん、TV、雑誌、漫画等も今だに敬遠しています。
    それはなぜか・・・祟りがあると噂されているからです。
    いや、正しく言えば、今だに関係した者達に祟りが起こっているからです。
    はっきり言って私も此処に書くのは恐いです。(^^;
    皆さんも心して読んでください。

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    生き人形の呪いは、昭和53年6月から始まりました。
    その日、稲川氏は日本放送の深夜のラジオ番組の仕事をしていました。
    今日は前半を先に録音し、後半を生でとるという方法で、番組は作られる事になっていました。

    録音が始まるまでソファーに座っていた稲川氏は、大声で泣いている男の声を聞きます。
    「いったい何が起こっているのだ」
    廊下に出てみると、二人の男性がかなり離れた場所にいました。
    その一人、うずくまっている男が声をあげて泣いているのです。
    泣いている男性は、『南こうせつ』さんでした。
    その南氏をなだめているのが、稲川氏の知り合いのデレクターでした。
    皆さんは『わたしにも聞かせて』を御存知ですか?
    『かぐやひめ』のレコードに入っていた、謎の少女の台詞です。
    霊の声が録音された心霊現象として、伝説になっている事件でした。
    南さんはその声を聞いて泣いておられたのです。
    スタッフが南氏にその不思議な声を聞かせたところ、彼は泣きだしたそうです。
    ・・・その声の主、それは南氏がラジオの放送で知り合った少女の声らしいのです。
    彼女は楽しみにしていた南さんのコンサートの前に、病気で亡くなったのです。
    その声の主が誰か気付いた南氏は、悲しくなり泣いていたのでした。

    真夜中。稲川氏のラジオ番組は終了しました。
    南氏の事があったからでしょう。あのデレクターが一人で帰るのは恐いからと、稲川氏を待っていました。
    稲川氏はそのデレクターと、タクシーで帰宅する事になりました。

    帰宅中、後ろの席に座る彼は、高速道路で不思議なモノを見てしまうです。
    それは奇妙な標識。・・・いや、標識にその時は見えたのですが。
    「高速道路に標識?」
    再び前方に同じモノが現れました。
    ・・・それが標識では無い事にすぐに気付き恐怖しました。
    着物を着た女の子が、高速道路の壁の上に立っていたのです。小さな女の子が。
    稲川氏がソレが子供であると気付くと同時に、その女の子は「ぶぁ~」と膨らみ、物凄い勢いで車の中を突き抜けて行きました。
    稲川氏は突然の出来事に、声ひとつあげる事ができませんでした。
    しかし不思議な事に、それを見たのは、いや、気付いたのは彼だけだったのです。


    440 :行き人形2:2000/08/24(木) 01:11
    そして次の日の朝、彼の奥さんが不思議な事を言いだしました。
    「昨日泊られた方はどうしたの?」
    昨夜タクシーから降りたのは、もちろん彼だけです。
    とうぜん部屋に入ったのも彼ひとりです。
    彼女は、彼の後を付いて入ってきた人の足音を絶対聞いたと言い張るのでした。
    そして、ソレが一晩中歩き回って五月蝿かったと・・・。

    次の日、一緒に帰ったデレクターから首をかしげながら、彼にこんな事を聞いてきました。
    「そんなわけないんだけど・・・誰かと一緒に降りたっけ?」

    その日の午後、稲川氏に仕事の依頼が入りました。
    人形芝居『呪女十夜(じゆめじゅうや)』。
    不幸な女たちの十夜が、オムニバスで構成される幻想芝居。
    その不幸な女達を人形が演じ、その他の登場人物は人間が演じるというものでした。
    稲川氏は座長として、今回の芝居に関る事になっていました。

    打ち合わせ中、その世界では有名な人形使いの『前野』氏から、いま作られている人形の絵を見せられて驚きます。
    そこに描かれている絵は、あの高速で見た女の子そっくりだったのです。

    台本がもう少しで出来上がる頃、前野さんの家に完成した人形が届きました。
    稲川氏は台本の打ち合わせをかねて、前野さん宅にその人形を見に行くのでした。

    芝居で使う人形は二体。
    ひとつが男の子の人形で、もう一体が女の子人形でした。
    その女の子の人形があの高速で見た人形であり、その後に数々の怪奇現象を起こす人形なのです。
    ちなみにその二体の人形は、有名な人形作家『橋本三郎』氏が作られました。
    前野さんは数百体の人形達と暮らしていました。
    稲川氏は前野さん宅で出来上がった人形を見て、不思議な事を発見します。
    女の子の人形の、右手と右足がねじれていたのです。
    ・・・・どうして直さないのかと前野さんに訊ねると、「直したくても直せない」と。
    この人形を作られた橋本氏が、人形を完成させてすぐに行方不明になっていたからなのです。

    そして次の日、台本を書いていた作家の方の家が全焼してしまいます。
    舞台稽古初日までに、台本は間に合わなくなってしまうのでした。
    稲川氏達は、壊れた人形と台本無しで舞台稽古を始めるのでした。

    人形使いの前野さんのいとこの方が変死して、それを知らせる電話がかかってきた日から、
    舞台稽古中の彼等に次々と怪奇現象が襲いかかってきました。
    舞台衣装の入れたカバンやタンスに水が溜っていたり、突然カツラが燃えたり、
    右手右足を怪我をする人が続出したりしたのです。


    441 :生き人形3:2000/08/24(木) 01:14
    『呪女十夜』の公演の初日をむかえました。 
    が・・・公演開始数時間前に、出演者が次々に倒れてしまったのです。
    喋る事はできるのですが、金縛りのようになって身体が動かないのです。
    初日は昼と夜の2回公演だったのですが、昼の公演はやむなく中止。
    初日で関係者の方が多かったので、昼と夜の部を一緒にしてもらう事にしました。
    「とにかくお札を集めよう」
    彼等は近くの神社やお寺をまわり、あらゆる種類のお札を持ってきて、控え室に貼ってみました。
    効果があったのでしょうか?なんとか夜の部の舞台を始める事ができました。

    やはり、公演中にも次々に怪奇現象が起こりました。
    人形が涙を流し、居るはずない黒子がもう一人居たり、
    そして突然人形の右手が「ビシッ!」と吹き飛んだのです。
    パニックになりそうになりながらも、出演者達は演技を続けました。

    人形を棺桶に入れるラストシーンをなんとかむかえる事ができました。
    が・・・棺桶に人形を入れた途端に底が抜け、人形の首、腕、足が千切れてしまったのです。
    ドライアイスを焚いたような謎の冷気をもった白い煙が舞台一面に広がり、
    夏だと言うのに信じられない冷気に開場が包まれました。
    幽霊が怖いからって、途中で舞台を投げ出すわけには行かない。
    稲川氏達は恐怖におののきながらも、決められた最終日までなんとか舞台公演を続けるのでした。

    なんとか無事に全ての公演日数を終了できました。
    もう二度とこの劇はしたくないなぁ・・・全ての劇団員達はそう思っていました。
    とうぜん稲川氏も同じ気持ちでした。
    しかし、最終公演を終え打ち上げをしている稲川氏達に、劇場からとんでもない依頼が入ります。
    ・・・追加公演をしてくれ。
    次にここでやる事になっていた舞台が、突然中止になったのです。
    ・・・だから、今やっている舞台を追加公演してもらえないかと。
    スタッフ・出演者達は大反対!
    しかし、人形使い前野さんの異常なほど強い希望により、追加公演をする事になるのでした。
    ・・・前野さんのお父さんが急死されたのが、その次の日でした。

    舞台がなんとか無事に終了した数ヶ月後、この話をTBSの番組『3時にあいましょう』が聞きつけて、
    怪奇シリーズで放送する事になりました。
    人形使いの前野さんがあの人形を保管していました。
    番組撮影のために人形を持って現れた前野さんは、少しおかしくなっていそうです。
    その人形を、まるで生きているかのように話し掛けていたり・・・

    やはり怪奇現象が起こりました。
    まずは、番組リハーサル中に照明用のライトが落ちてきた。
    そして生放送の番組中には、人形の上にバックに吊っていたカーテンが突然切れて被さり・・・
    女性スタッフ達は恐怖で泣き出して、まともな番組にはなりませんでした。

    その後、その番組のスタッフ達に怪我をする人が続出し、
    この番組の関係者達はバラバラとTV局を辞めていったそうです。 


    442 :生き人形5:2000/08/24(木) 01:24
    で、今度はその話を聞いたテレビ東京のスタッフがその話を番組にしようと、
    行方不明になっていた人形制作者の橋本三郎氏を見付けだします。
    稲川氏は本当はこの番組に、前回の事があったので協力したくなかったのです。
    もうあの人形とは関りたくなかった。
    しかし、行方不明になっていた橋本三郎氏が見つかったと言うことで、しぶしぶ了解したのでした。

    橋本三郎氏は、なんと京都の山奥で仏像を彫っていました。
    スタッフ達は橋本氏に会ってインタビューをとろうと京都に向かうのですが、
    インタビュアーの小松方正さんと手違いで京都で会えなくなるわ、スタッフもバラバラになるわで、
    結局インタビューは撮れなくなってしまうのです。

    日を改めて、今度はスタッフだけでインタビューを撮りに行くのですが、
    今度は、デレクターの奥さんが原因不明の病気で顔が腫れあがったり、
    切符を手配した人の子供さんが交通事故にあったり、不幸な事が続出。

    スタッフ達もいい加減気味悪がったのですが、とにかく番組を完成させるために、
    稲川氏をスタジオに呼んで、インタビュー撮影をする事になりました。
    が、稲川氏のインタビューを撮影しようとすると、ビデオカメラが次々に壊れたそうです。
    3台目が壊れたので、しょうがないから16ミリフィルムのカメラで撮影しようと・・・
    「これは、ある人形にまつわる話で・・・」
    と稲川氏が語りだすと、本番中なのにスタジオのドアを思い切りたたき続ける音が。
    ドアを開けるが、そこには誰もいませんでした。

    京都での取材やらなんやらで、かなり制作費を使っていたのですが、
    これはほんとにヤバそうだからと、結局その番組制作は中止になりました。
    今でもこの時の影像は、テレビ東京倉庫に眠っているようです。

    流石に稲川氏も恐くなり、人形を持って知り合いの霊能者に相談に行きます。
    「・・・なんかいやな予感がするよ。・・・見たくないね」
    と言う霊能者に、布に包んだままでいいからと、無理に頼み込み霊視してもらうのですが、
    布に包まれた人形を持った途端に顔色が青くなる霊能者。
    「この人形は生きているよ。それもたくさんの女の怨霊が憑いている・・・
     取り憑いている中でも強いのが女の子の霊で、戦前に赤坂にあった青柳って料亭の七歳の女の子・・・
     この子、空襲で右手と右足がとんでますよ。
     ・・・これにはお対の人形がいますね?
     このまま放っておくと、その人形にも憑きますよ。早くお寺に納めたほうがいい。
     これは下手に拝むと襲われる・・・
     いいですね。お対の人形と一緒に、お寺に納めるのですよ」

    ・・・しかし、その後すぐに、その霊能者は謎の死をとげるのです。
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    今電源を入れたらこの画面が立ち上がってきた。 

    ちょっと息ができないような感じになって『書け』と言われてんのかと思った。 
    だから書く。 
    俺も解らんことだらけなんでめちゃくちゃになると思うけどごめんな。 

    8月の末に毎日水がこぼれてるといって書き込んだものです。 

    あの日、俺は寺から貰ったお下がりの水を廊下において、これで大丈夫かなって思って寝た。 

    だけど、結局大丈夫じゃなくて、気がつくと俺は縛られてて上から干物みたいな爺さんが覗き込んでた。 

    「あ、戻った。よかったよかった」と言われて、縄を解いてもらったけど、ほとんど裸に近い状態で、体にはやけどとか打ち身の跡とかいっぱいついてた。 

    ぜんぜん知らないところだったし。 

    ものすごい山の中の寺?道場? 

    前が谷川になってて結構深い。 

    んで九月半ばになってました。 
    初めて訊いたときは信じれんかったけど山の中はもう結構寒かった。 

    俺はあの後何かにとりつかれて暴れまわったらしい。 
    寺から連絡が行ってすぐここに連れて来られたけどなかなか戻らなくて 
    オシさんはもう無理かと思ったんだって。 

    オシさんて言うのは最初に覗き込んでた爺さん。 
    寺の中にはオシさんとミツさんとヤツさんがいて、俺はヨイチと呼ばれてました。 
    オシさんはいつもにこにこして優しいけどあんまり詳しいことはおしえてくれない。 
    ミツさんとヤツさんは俺とはほとんど口を利かないし。 

    それでいていつも探るような目で見てくるからあんまり気分はよくなかった。 

    その他にも何人か居るみたいで、トラックで運んできた食料を時々どこかへ運んで行ってる。 
    一度は姿も見た。 
    怪我をしたらしくてヤツさんに手当てをしてもらってた。 

    俺は戻ったから家に帰してくれるのかと思ってたらなかなかそうはいかなかった。 

    「もうちょっと様子を見さしてな」ってオシさんが言ってた。 
    普通の憑きものならここへ来るだけでも落ちるはずじゃけどお前のはしぶとかったからって。 

    それと家筋の件があるから。 
    後出しになって悪いけど俺の家はちょっとそういう家系がかかっているらしいです。 
    屋号も地元の人が見れば解るのがついてる。 

    だからここでお盆の作法が『因縁があるんじゃないか』って言われたときは正直びびった。 

    けど家ではみんなあまり気にしてなくて、死んだひいばあちゃんがちょっとうるさかったくらい。 
    俺自身もこんなことがあるまで意識したことなかったんだ。 

    半月くらい様子を見てみると言われたけど、結局その間に俺はまたおかしくなった。 
    普通に寝て、起きたらまた一週間くらいたってて、新しい傷が増えてた。 
    後もう一回そういうことがあってしばらくは帰ったらいけないって。 

    俺もおとなしくしていたわけじゃないです。 
    だって普通こんなん信じられんだろ。 
    家に連絡も取れない。 
    昼間は自由にしていいって言われて手伝いみたいなこともするけど寝るときは足ぎっちり縛られるし。 

    ものすごく中二な妄想全開で、薬盛られてんじゃないか~とか秘密組織が~とか、一度は脱走もした。 

    トラックの通る道を谷川に沿って下っていけば人里に出るだろうと思って逃げたけど2キロくらい下ったとこで道が山の中で迷路みたいになっててわけがわからなくなった。 
    山の日暮れってめちゃくちゃ怖いな。 
    半泣きになってたらミツさんが俺をみつけてくれた。 

    遠くから様子を伺って俺がまともな状態だとわかるとそばに来て連れて帰ってくれた。 
    「夜は出歩くな」「迷い込むといろんなもんが居るから危ない」とか怒られて、なんかいろいろ落ち込んでしまって夜になると布団の中でべそべそ泣いてばかりいました。 


    そしたら十日くらい前。 
    いつものように布団をかぶってうとうとしていたらなんかどわっと布団の中が生臭くなって金縛りになった。 
    足元からぐわ~っと、蛇に巻き疲れるのってあんな感じかな、ものすごく気持ちの悪い嫌な感じ・・・うまく言えない。 
    体中のさぶいぼが逆立ってからだのなかでにゅるにゅる…みたいな・・・ごめん、表現力なくて。 

    んで手足がひとりでに動くんだわ。いやひとりでにじゃないな。夢の中で動く時みたいなの。痛さとか感覚とか全然ないんだけどそこらじゅうにあるものを全部めちゃくちゃにしたいってことだけはわかる。 
    もう片っ端からクラッシュクラッシュ。すごく気持ちよくて。 

    駆けつけてきたミツさんとヤツさんもクラッシュ。ひとごとみたいにあ~だから嫌われてたんだ~とか思った。
    でもほんとに現実感がない。 
    それからオシさんにのしかかって、首絞めたときにはじめてあ、これはいかんと思って。 

    でもどうにもできなくて、あせってたら、それまで飄々としてたオシさんが、ちょっとびっくりした顔をして俺を見た。 

    それからまた記憶がないです。 

    次に目が覚めたとき、オシさんに呼ばれた。 

    「お前目覚ましとったな」って言われた。 

    俺についてるものがしつこいのかと思ってたけど違うかもしれんって。 
    もともとそういう家筋のところに一度『迎え入れて』しまったものだから、俺はもう『門が開いてる』状態なのかもしれんって。 

    なんなのそれ。 

    もしそうなら俺は『山』に入った方がいいかもしれないそうです。 
    『山』にはそういう行をしている人たちが居て、そこでちゃんと行を積んで心を強くすれば悪いものに憑かれることがなくなる、そしたらいつかジンカンに(今なにげなしに変換したら『人間』って出てびっくりした。ジンカンってそういう意味なんだろうか)戻れるかもしれんって。 

    とにかく一度家に帰って相談して来いと言われて、今日帰ってきた。 

    帰る途中、『門が開く』って言う言葉の意味が解った。 
    少しでも道を覚えとこうと思って最初は外を必死で見てたんだけど人家が見え始めたころからへんなものばかり見える。 
    交差点に近づくたびに気分が悪くなって結局目をつぶってよこになるしかなかった。 
    送ってくれたのはミツさんとヤツさんとそれから『山』の人がひとり。 
    悪寒がするごとにその人がさすってくれたからありがたかった。 

    家に帰ったらおかんとばあちゃんに泣かれた。 
    ばあちゃんがすごくやつれてて『私がちゃんと教えんかったからじゃ、ごめん、ごめん』と謝ってかわいそうだった。 
    ばあちゃんのせいじゃない。 
    お寺の和尚さんが来てて、土下座されたのはびっくりしたけど、すぐミツさんが連れて行った。 
    山の人ににらまれて縮み上がってたけどあんまり怒られないといいな。 

    風呂に入ってご飯を食べてから俺がおかしくなったときの話を聞いた。 

    最初に姉ちゃんが廊下でぴちゃぴちゃ音がしてるのに気がついたんだと。 
    ドアを開けたら俺がうずくまって犬みたいに水を飲んでてびっくりして悲鳴を上げたら暴れだしたんだと。 
    ちょうど盆休みで兄ちゃんも父さんも居たからなんとか総がかりで取り押さえて、救急車か警察かと言うところでばあちゃんが俺が言ってた話を思い出して、あわてて和尚さんを呼んだ。 
    でもとても手に負えんというので寺からあそこに知らせがいったみたいだ。 

    みんなでしゃべってるときは笑い話みたいだったけど、俺が覚えてる時みたいな暴れ方だったのなら相当ひどかったんだろうと思う。 
    冗談交じりに父さんが見せてくれた腕にはまだ傷があったし。 

    食べ終えてからわざわざ帰ってきてくれてた兄ちゃんと、父さんと話をした。 

    『俺はそういうオカルトみたいなことは信じてない』って兄ちゃんは言った。 
    このひと理系だからね。 
    『けど今度俺や父さんがおらん時にああなったら笑い事じゃすまんと思う』 
    『お前には悪いけど病院なり、ほかの施設なり、管理のしっかりしたとこに行ったほうがいい』 
    父さんは 
    『このごろはええ薬ができてるらしいから、どっちにしても病院に一度行ってみたらどうか』って言った。 

    今、これ書きながら考えてる。 

    俺の状態は一般的な見方をすれば『発狂した』ってことなんだろう。 
    俺が見えたと思ったものや、あの金縛りの感覚ももしかしたら全部病気のための妄想で、薬とかで抑えることができるのかもしれない。 
    このままここで暮らして、前のように学校に行ったり、友達と遊んだり普通に暮らしていけるのかもしれない。

    だけど車の中で山の人にさすってもらったら楽になって息ができた。 
    山から降りた途端に気分が最悪になった。 


    これは妄想や思い込みではない、と思う。 

    友達からのメッセージもチェックした。 
    俺は病気で入院してることになってるけど中学が同じで家のことを知ってるやつはうすうす感づいてるみたいだ。近所ではだいぶ噂になってるらしいし。 
    担任からはすごい勢いの勘違いメールが来てて笑えた。 
    相談しろって・・・何をどう相談すんの。 


    正直に言う。 
    俺帰ったら父さんを拝み倒してでも山には戻らないって思ってた。 

    でも何とかしてここにいられるようにしようと考えてくれてる父さんや引き気味の近所の友達のこと、それからあの金縛りのときのことを考えると、俺がここに居たらあんまりいいことにはならないと思う。 



    俺は山に入ったほうがいいんだろう。 
    少なくとも家族にこれ以上迷惑をかけちゃだめだ。 

    もう余り時間がない。 
    おかんたちはしばらく俺が居るものと思ってるけど、本当は出る前に昨日と今日、日がいいのはこの二日だけだと言われている。 
    今日の日没までに昨日泊まった寺まで戻らないといけない。 

    これを書き終えたら父さんと兄ちゃんともう一度話しをする。 
    ばあちゃんや母さんや姉ちゃんはだめだ。俺が泣く。 

    この掲示板に最初書き込んだときにはこんなになるなんて思っても見なかった。 
    報告しろって言われてたよね、信じてもらえないかもしれないけどこれが俺の報告です。 

    あの時返事をくれた人、ありがとう。 
    あなたの助言のとおりしていたらどうだっただろうと時々考えます。 

    『山』に入るって何すんのかな。 
    俺はここに戻ってこられるのかな。 
    もう一度帰ってきてここに来れたらいいな。 


    ああ、そろそろ時間みたいです。 


    さようなら。 

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    ◇ 心霊ちょっといい話VER.16 ◇

    592 :本当にあった怖い名無し:2010/12/04(土) 23:09:36 ID:zegVJ1vT0
    昨年10月に、おっちゃんの霊に助けてもらった話を書き込んだ者です。 

    今住んでいる地域は月に一度有志による清掃ボランティアがあり、私も仕事が忙しい時以外はほぼ毎月参加している。 
    今年の5月はあるお寺の草取りと掃除をしたんくだが、
    境内の一角にとても小さな(30センチくらい)お地蔵様が置かれているのに、このとき初めて気付いた。 
    その周囲を近所のばあちゃん達が草取りしてたんで、
    手伝いながら「こんなとこにお地蔵様いらっしゃったんですね、全然気付かなかったっすよ」と言ったら、
    「ああこれはねぇ…」とこんな話をしてくれた。 

    終戦後から数年間、今住んでいるアパートの場所には日雇い労働者の宿舎があった。 
    労働者の多くは戦争で家族を亡くしたり離散して天涯孤独になり、帰る場所のない人達だった。 
    亡くなっても引き取ってくれる身内もなく、大勢のそんな労働者がこのお寺に無縁仏として葬られた。 
    時代の流れで労働者の宿舎も取り潰されることになった時、
    有志がお金を出し合って、このお寺に慰霊の為に寄進したのがこのお地蔵様だという。 

    もしかしたら部屋にいたおっちゃんも、そんな風に孤独の中で亡くなった労働者の一人だったのかも知れない…
    と思ったら泣けて泣けて仕方なかった。
    昨年の話をばあちゃん達に話したら、一緒に泣いてくれた。 

    作業を終えた後、近くのスーパーで花とお酒(カップではなく一升瓶)を買ってきて供え、
    気持ち程度だったがご寄進して、住職さんにお経を頼んだ。 
    自分ちのお墓にだってこんなに熱心に手を合わせたことはなかったけど、
    でもどうしても孤独な労働者の皆さんに手を合わせたかったんだ。 

    そしたら今年の夏、宝くじで高額当選しました。 
    もしかしたら、おっちゃん達が当ててくれたのかな…と、お寺にちょっと纏まった額をご寄進してきた。 
    そしたら境内の寄進者の掲示板?に名前書かれて、
    近所のおばちゃん達から「あんた若いのに偉いわねぇ」とか言われちゃってちょっと恥ずかしいw 
    今もたまにおっちゃんを思い出して、カップ酒2つ用意して飲んでます。

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    原著作者「怖い話投稿:ホラーテラー」「匿名さん」 2008/12/01 18:28

    学生時代、私は北陸のとある大学に通っていました。
    仕送りはしてもらってましたが、充分とは言えずバイトの毎日でした。
    雪国ということもあり、学生とは言えども車は必要不可欠でしたが、
    貧乏学生の私にとっては、なかなか手に入れることができず、
    夢の中古車購入に向け、毎月少しづつですが貯金をしていました。

    ある冬の日、肩に雪をつもらせバイト先から徒歩にて帰宅し、留守番電話を確認すると1件のメッセージがありました。
    母親からかなと思いながら、何気なく再生すると、
    『△△さんですか? お世話になります。○○自動車です。
     お預かりしている×××(自動車名)ですが、車検が終わってますので、明日にでもお越しください』
    とのメッセージでした。
    △△は間違いなく私の苗字ですが、○○自動車なんて聞いたこともない会社です。
    そして×××は、当時私が最も欲しかった車の車種名でした。

    そのメッセージを聞いた翌日の午後から帰省を予定しており、1週間ほど部屋を留守にするつもりだったので、
    みも知らぬ同姓の△△さんのことが気になり、
    電話帳で○○自動車の電話番号を調べ、電話をかけ、
    昨晩留守番電話にメッセージを頂いていたのだが、電話番号が違っていることを伝えた。
    すると、北陸のおじさんという感じのボソボソ声の男性が、
    『そうですか。失礼しました。連絡してくれてありがとうございます。
     念のため、電話番号確認させてもらっていいですか?
     07××-××-0832じゃないですか?』
    その電話番号は、確かに当時の私の部屋の電話番号でした。
    ですが、私ではないということを伝え電話を切りました。

    そして、そんなことがあったことも忘れ数年が経ちました。
    学生生活にも慣れ、サークルの仲間とも楽しく毎日を過ごしていました。

    そんなある日、よくしてくれていた先輩が突然留学するということになり、使っていた車を譲ってやるよと言ってくれました。
    その車は、なんと×××(自動車名)でした。
    車検がきれるからという理由で、ほぼタダ同然で譲ってもらい、
    憧れの×××を憧れの先輩から譲っていただいたということが嬉しく、喜びいさんで同級生に自慢していました。

    ですが、車は手に入れたものの、1ヵ月後には車検を受けなければいけません。
    同級生に相談すると、車検は店によって高かったり安かったりするとのこと。
    どうしたものかとバイト先の店長に相談したところ、「知り合いの会社教えてやるよ」と言ってくれ、
    地元出身の店長は顔も広く、「自分が電話しておいてやるから心配するな」と言ってくれ、安心してお願いしました。

    店長に紹介してもらったのは、○○自動車。
    ですがこのときは、以前に間違い電話を受けた会社だとは全く気づきませんでした。

    早速電話をし、その翌日に車を預けに行きました。
    ボソボソと話す男性に何故か懐かしさを感じながら、「貧乏学生なので、できるだけ安くお願いします」と言ったところ、
    『□□(店長の苗字)さんから聞いてる。任せておいて』と言ってくれました。
    人との出会いの素晴らしさを感じ、とても嬉しくなったことを覚えています。

    翌週の水曜日には終わると聞いていたので、楽しみに待っていました。
    ・・・が、その日になっても連絡はありません。
    気になりながら、約束の日の翌日に電話してみました。
    すると・・・ボソボソ声の男性が、
    『○○さん?・・・○○さん、ご兄弟いらっしゃる?
     昨日の夜、留守番電話にメッセージを入れさせてもらったんですが、
     先ほど、○○さんから、車検なんて出してないと連絡を受けて、困ってたんですよ。
     電話番号も確認したんですが、間違ってなくって・・・』
    そうです。
    私は、○○自動車のボソボソ声の男性と、今日の会話を数年前にすでに済ませていたのです。
    もちろん、当時の私には心当たりのない話だったのです。
    驚きのあまり、その電話を無意識に切ってしまいました。
    数年前の記憶が、その時すごくリアルに感じました。

    気持ちを落ち着かせてから、数分後にもう一度電話をし、
    「PHSの電波が悪くって切れてしまったようです。すいません」
    と思いつきで詫びを入れ、その後すぐに車を取りにいきました。

    代金を納めるときの、ボソボソ声の男性の不思議そうな表情は、今でも忘れることはできません。
    いったい何だったのでしょうか・・・

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    原著作者「怖い話投稿:ホラーテラー」「匿名さん」 2008/11/29 01:17

    引っ越して来てから8年。
    自宅電話に渋~いオジサマの声で、『あ、ともちゃん?』といきなり尋ねる電話が、月1程度で続いてます。
    ナンバーディスプレイで相手の番号はわかっています。
    「いいえ、違います」と答えると、『ああ、失礼しました』とあっさり切るのですが。
    ちなみに夫が出ると、『ともちゃん、いらっしゃるかな?』と尋ねるそうです。
    夫がその電話を受けた時は「うちにはともちゃんはいませんよ」と言うのですが、
    やはり『ああ、それは失礼しました』とあっさり切れるそうです。

    気になった私と夫は、ある日とうとうその電話番号にかけてみました。 どうせ知られているのだしと、番号通知で。
    でも受話器から聞こえてきたのは、
    『お客様がおかけになった電話番号は、現在使われておりません…』

    それでもオジサマからの電話は、相変わらず月1程度でかかってきます。
    最近は『あ、ともちゃん?』「はい」と答えたらどうなるのかな~と、好奇心が芽生えてきてしまいました。
    答えませんけど、ね…。

    その後、例の電話への対応パターンを夫とあれこれ想定したりしていました。

    そして昨日、かかってきました。例の電話。
    まずはナンバーディスプレイの画面表示で番号を確認し、夫が電話をとります。
    かねてよりの想定通り、受話器を上げた直後に電話機内蔵の機能で録音し始めました。
    以下は通話の内容です。

    夫「もしもし」
    相手『ともちゃん、いますか?』
    無言で私に受話器を渡す夫。
    私「もしもし」
    相手『あ、ともちゃん?』
    私「どちらさまですか?」
    相手『ともちゃんじゃないのかな?』
    私「そちらはどなた?」
    相手『ともちゃんじゃないのかな?』
    夫「いったいなんなんですか?」
    相手『ともちゃんと、話がしたいんです』
    夫「そっちの番号はわかってるんですよ、****ー****ですよね?」
    相手『ともちゃん、いないのかな?』
    夫「…番号を、しっかりと確認してみたらどうですか?」
    相手『ΧΧΧΧーΧΧΧΧにかけているんですが』
    夫「それは確かにうちの番号です。前から何度も言っていますが、うちにはともちゃんはいません!」
    相手『…そうですか…。それは、大変、失礼しました……。あの…』
    夫「はい?」
    相手『ご存知ないのですか?ともちゃんの…』

    そこで唐突に通話は切れました。
    すぐに表示されていた番号に電話をかけてみましたが、
    『おかけになった電話は、現在使われておりません…』でした。
    今日、番号変更の手続きをしようと思います。

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